フィナステリドは毎日同じ時間帯の服用で効果

フィナステリドは前立腺肥大症の治療のために開発された成分で、投与していた患者の毛髪が濃くなるという副作用が現れたことから、発毛に効果的なものとされ、さらに研究を進めた結果、男性型脱毛症(AGA)の脱毛に有効的であると認められた経緯があります。現在では世界各国で使用され、日本でも認可された医薬品で、前立腺肥大症の治療薬としても利用できますが、主としてAGAの治療薬として用いられています。AGAは薄毛が進行して頭頂部や前髪の生え際が禿げあがってしまう症状で、加齢によって毛が薄くなっていくのですが、実際には年代に関係なく現れ、多くの男性を悩ませています。遺伝や生活習慣が原因とも言われますが、主な原因となっているのは頭部に発生するDHTと呼ばれる物質で、これが男性ホルモン受容体と結合することで、毛母細胞のヘアサイクルが狂い、髪の毛が成長せずに抜けやすくなります。フィナステリドは内服薬として販売され、服用することで原因物質であるDHTの生成に必要な酵素を阻害し、DHTの発生を抑えることで、ヘアサイクルの乱れを正常化し、発毛へと繋がるようになっています。当然ながらDHTを抑えるためには、継続的に服用する必要があり、一定の時間帯で服用しないと、血中濃度が安定せずに効果が発揮されなくなります。1日置きや12時間も後に服用するようになると、DHTの生成を抑えることができず、発生したDHTがヘアサイクルを乱すことで抜け毛が進行してしまうので、フィナステリドを服用する時は、必ず同じ時間帯に飲むようにしましょう。ちなみにフィナステリドの血中濃度半減期は3~4時間程度と言われているので、1日1回の服用を限度としていますが、あえて服用量を半分にして1日2回で飲む人もいるようです。

フィナステリドはなぜ女性は服用できないのか

フィナステリドは男性型脱毛症(AGA)の進行を食い止める効果がある成分とされ、5α還元酵素阻害薬に分類される成分で、AGAおよび前立腺肥大症の治療薬として用いられています。AGAでは薄毛の進行の原因がジヒドロテストステロン(DHT)とされており、DHTを生成するためには、男性ホルモンのテストステロンと5α還元酵素が結びつく必要があり、フィナステリドを服用することでテストステロンがDHTへと変性するのを防いで、薄毛の進行を抑制する効果があります。このフィナステリドを使った治療薬は男性には処方されますが、女性には原則的に禁止とされています。女性の薄毛の場合は、5α還元酵素による問題ではなく、その他の要素によって起こっているものが多く、フィナステリドを使用しても解決できない可能性が高いと言われています。一時期は女性にもフィナステリドを成分にした治療薬を処方していた時期がありましたが、女性の体や胎児に重大な問題を招くおそれがあると発表されると、どこのクリニックでも処方を取りやめたという経緯があります。フィナステリドを女性が服用すると様々な副作用が起こる可能性があり、特に胎児には発達異常などの悪い影響を与えることが認められています。また、胎児が男の子であった場合は、男性器に異常が起こるおそれがあるとされます。触れることで成分が吸収されることがあることから、妊婦の場合は胎児へのリスクが高く、フィナステリドに触れることさえ禁忌とされています。成分を含んだ医薬品の取扱説明書でも、女性は使用しないように警告されているので、女性がフィナステリドを扱うことに注意するのはもちろんのこと、男性も誤って触れることがないように取り扱いには十分に注意する必要があります。

フィナステリドによる体の異変とは

フィナステリドは男性型脱毛症の治療に使用される成分です。作用としてはAGAの原因である男性ホルモンと、それを発毛阻害物質に変換してしまう特定酵素の分泌を抑える作用を持っています。もともとは医療現場において前立腺治療のために使用されていた成分であるため、高い効果を期待することができるとされています。ただし半面、フィナステリドの服用に関しては副作用の可能性も指摘されています。フィナステリドの副作用として体に出てくる異変としては、勃起障害や体の女性化などが挙げられます。これはフィナステリドが、男性の男性らしい体作りに貢献している男性ホルモンに作用をもたらすためです。たとえば勃起障害の場合は、完全に勃起しない、または勃起しても長続きしないと言った異変が出てくることがあります。また性欲そのものが減退する場合もあります。そして妊婦のお腹の中にいる胎児が男児であった場合、妊婦を通じてフィナステリドの成分に触れてしまった場合は、その性器形成に異変が出てくる可能性があることも明らかになっています。これは自分だけではなく、小さな命にも迷惑をかけてしまうことなので、特に注意が必要です。それから体の女性化ですが、これには様々な症状があります。体毛が薄くなる、乳房が女性のように膨らんでくると言った症状が、その中でも特に多く出てくる異変としては挙げられます。そしてこれ以外には、皮膚に蕁麻疹が見られる場合もあります。更に目に見える異変ではないものの、肝臓への負担も大きいとされており、特にもともと肝臓の機能が低下していた人、日常的に飲酒の習慣がある人などは、その負担が肝臓疾患につながるおそれもあります。ですからフィナステリドの服用に関しては、こうした副作用の危険性をじゅうぶんに理解したうえで、更に医師とよく相談してから決定することが求められます。

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